【2024年最新版】会議室 内装デザインの究極ガイド 施工事例5選!

会議室の写真

2024.5.21更新

普段何気なく利用している会議室。活発に意見が飛び交う会議または粛々と厳かに進む会議などシーンにより会議はさまざまだと思います。働き方改革以降、リモートで働くワーカーが増えてはいるものの、やはり「ミーティングは出社したい」「直接会うことで新たな気づきがある」「オンラインミーティングでは活発なやり取りが出てこない」などといった意見もあるようです。では、形式だけの会議とならない為にはどのような会議室づくりを心がければ良いのでしょうか。

心理学の統計では「狭い空間では人の本音が出やすく、広い空間では人の心理状態が落ち着いている」とも言われます。

そこで、生産性を上げる会議室の基本的な要素とポイントをご紹介します。

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【この記事のポイント 】※この記事は5分で読めます

  1. 最適な空間を保つパーソナルスペースとは
  2. 会議室に適した照明の種類と効果
  3. 会議室デザインの色彩計画と心理的効果
  4. 家具の選択と配置のノウハウ
  5. 会議室の防音対策最適化の方法
  6. Web会議システムのメリットデメリット
  7. 会議室(ミーティングルーム)内装デザイン施工例5選!

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最適な空間を保つパーソナルスペースとは

【パーソナルスペースの4つの分類】

パーソナルスペースは、相手との関係性によって異なります。アメリカの文化人類学者であるエドワード・T・ホールが行った実験から、4つの距離に分類されています。

  1. 密接距離(45cm以下)▶︎パーソナルスペースのうち、最も親密な関係性で取られる距離です。身体に触れたり、抱きしめたりするなどのスキンシップができる距離感といえます。恋人やパートナー、子どもなどの親密な相手以外が入ってくると不快感を感じやすいため、仲のよい友人や職場の同僚だとしても、よほど親密でない限りは入らないようにすることが重要です。
  2. 個体距離(45~120cm)▶︎友人や家族と会話するときに適しており、自分と相手の双方が手を伸ばせば届く距離です。相手の表情が分かりやすく、軽いボディタッチもできる距離感であり、親しい関係であれば心地よいでしょう。
  3. 社会距離(120~360cm)▶︎相手との会話はできますが、お互いの手が届かないくらいの距離です。プライベートの領域に踏み込まれるような脅威を感じないため、ビジネスの場面に適しています。例えば、職場のデスクや、商談を行う取引相手との座席などは社会距離を保つと安心しやすいでしょう。
  4. 公衆距離(360cm以上)▶︎セミナーや会議など、複数人がいる場で前に立って話すときに適した距離です。社会的地位の高い相手に対してとる距離であり、緊張感を持ってコミュニケーションを取りやすいでしょう。

会議室に適した照明の種類と効果

【照明の種類と効果】

メイン照明を調光タイプにしたり、間接式照明と組み合わせるなど適切な照明計画でさらに狙った効果的が望めるでしょう。

  1. )昼白色(太陽の明るさに近い)▶︎もっとも一般的です。昼光色と電球色の中間で、リラックスしすぎたり、緊張し過ぎたりといった効果もないため、使い勝手のいい色ということができますが、光の色による心理的な効果は期待できないでしょう。
  2. )電球色オレンジ色)▶︎電球色は白熱電球の色で、オレンジのような温かさが特徴。視覚に対する刺激も少なく、リラックス効果を持つ。但し、「暗い」という印象を与えてしまうこともあり、間接照明やスタンド照明との組み合わせか必要。
  3. )昼光色(青みを強調する照明)▶︎昼光色は青みがかった光で、ものがはっきり見えるという特徴があります。晴れた日の昼間のような明るさを感じさせるため、空間全体がクリアに見えるだけでなく、脳に強い刺激を与え、集中力をアップさせるという効果があるといわれまます。
  4. )LED電球▶︎最大のメリットは電気代がリーズナブルな上、紫外線や赤外線を出さないことです。また、青色や桜色などこれまでにない色味もある。

会議室内装とデザイン・色彩計画と心理的効果

【色彩の種類と効果】

色は人の心身へ影響をもたらすといわれており狙った効果を得られるよう、各会議室ごとの色彩計画立てることが大切です。

  1. スペースを広く見せる白▶︎色は、進出色(膨張色)と後退色(収縮色)に分類されます。進出色(膨張食)である暖色や白をオフィスのベースカラーとして配置すると、会議室の空間を開放的に広く見せることが可能です。
  2. 業務効率を高める青▶︎寒色(青や紫など)には集中力や心の落ちつきを、暖色(赤やオレンジなど)にはモチベーションやコミュニケーションを高める効果を期待出来ます。寒色青色の最大の効果は業務効率を高め、業務のクオリティやスピードの向上を期待できます。
  3. モチベーションを上げるオレンジ▶︎暖色(オレンジ色や黄色など)が配置された会議室は、ワーカーのモチベーションを上げ、活発なミーティング効果を期待できます。議論を生み出す会議室に暖色を配置すると、ワーカーのモチベーションを維持しやすいです。特に赤色には情熱やエネルギーを掻き立てる効果が期待されるため、アクセントとして取り入れると、モチベーションの向上を期待できます。

記事参照:カラーセラピーライフ「色彩心理学(色の効果と心身への影響)」

家具の選択と配置のノウハウ

【人数別、オフィス家具のレイアウト】

  1. 4~10人の場合▶︎会議参加者の人数が4~10人程度であれば、対面形式でほとんどの目的を果たせるでしょう。人数が多くて、広い会議室であれば、対面形式の島を二つ配置して、島型形式にするのもおすすめです。また、プレゼンやグループワークなど、作業環境が必要であれば、コの字型形式にすると、必要な機材を配置するスペースを確保できます。
  2. 10~30人の場合▶︎10~30人となれば、「いかに限られたスペースへ参加者を入れられるか」が課題になるでしょう。会議室の広さに余裕があれば、人数が少ないときと同じく、島型形式やコの字型形式で対応できます。それ以外は、ロの字型形式やスクール形式にして座れる人数を増やしましょう。それでも狭いようであれば、シアター形式にしてテーブルだけ片付けてしまうことで、目的の人数が入れるだけのスペースを確保できます。※オフィス家具は可動式のタイプを選びましょう。

【家具レイアウト別の効果】

  1. 四角テーブルで向かい合うようにイスを設置しているレイアウト▶︎参加者の規律性が高まる空間になりやすく、一体感が生まれるというメリットと新しい意見が出にくいというデメリットがある。重要な打ち合わせや商談などに向く。
  2. 丸テーブルで囲うようにイスが設置してあるレイアウト▶︎上座、下座といった座る位置による上下関係がないため、よりフラットは雰囲気が生まれやすい。アイデア出しやブレインストーミングに向く。
  3. 長方形のテーブルを口またはコの字に繋げたレイアウト▶︎重厚でかしこまった空間になるが、参加者同士のコミュニケーションは取りづらい。セミナーやプレゼンテーションなどに向く。

会議室の防音対策最適化の方法

音の伝わり方には2種類あり、一つは、空気を通して伝わってくる“空気伝播音”(オフィス内での話し声や電話の音・機械音)もう一つは“、“個体伝播音”(壁・床などを通して伝わってくる足音やドアの開閉音、壁を叩く音)です。会議室の防音対策には遮音(音の遮断)と吸音(音の吸収)この2つの対策を講じる必要があります。

【会議室の防音対策具体例】

  1. )レイアウトの工夫
    個室と個室の間に別の空間を挟むことで防音対策になります。例えば、通路や倉庫サーバールームなど人が常設しない部屋を挟みましょう。
  2. )吸音パネルの設置
    吸音パネルは、いつでも誰でも簡単に取りはずしができるパネルです。色・素材・形も様々な種類があり、インテリアの一つとして設置されることもよくあります。コストはあまりかけたくないけれど、少しでも音漏れを防ぎたい。また、会議室の反響を防ぎたいといった場合は、吸音パネルを貼る方法もあります。商品によってはマグネットで壁付けするタイプもあり、工事費もかけず、簡単に移設できるというメリットがあります。(出典:東京ブラインド工業㈱ 吸音壁貼パネル
  3. )サウンドマスキング
    サウンドマスキングとは、空調音などの背景音を敢えて空間に流すことで音漏れを防ぐシステムです。OnOffを自由に調整できる他、完全無音を好まない場合などに有効です。さまざまな方法がありますが、一例では音の周波数を重ねるスピーカーを設置し、聞かれたくない会話の声に、ある周波数の音を重ねる装置をつけることで、『声は聞こえるけど内容はわからない』状況をつくります。(出典:ヤマハ㈱ スピーチプライバシー
  4. その他(グラスウール充填工事)スラブtoスラブまでのコストをかけず、音漏れ対策のベーシックな方法として、パネル内に遮音材としてグラスウールを充填する方法もあります。スチールパーティションであれば、壁を新設する時にだけでなく、後から入れることも可能です。(出典:ニチアス㈱ 内装向けロックウール遮音断熱材

WEB会議システムのメリットデメリット

【WEB会議システムのメリット】

Web会議システムは、交通費や移動時間、会議準備の手間などを削減できるほか、コストや働き方の面で以下のようなメリットがあります。

  1. 交通費と移動時間の削減▶︎どこからでも会議に参加できるので、参加者が1か所に集まる必要がありません。支社から本社に参加者が集まるような大規模な会議では、交通費や宿泊費、移動時間の削減が可能です。
  2. 会議資料の準備が容易▶︎Web会議システムには資料や画面共有の機能が搭載されており、人数分の資料を印刷してセッティングする手間が省けます。
  3. 低コストで運用▶︎特にクラウド型Web会議システムの場合は、月額1,500円~5,000円程度で利用できるものが多く、無料プランが用意された製品もあります。
  4. さまざまな働き方が実現▶︎場所を問わず会議に参加可能なため、営業や出張で遠方にいる場合や、テレワークにも対応できます。
  5. 意思決定のスピード向上▶︎手軽に会議を開催できることで、急いで決めるべきことなどがあっても迅速に進められます。

【WEB会議システムのデメリット】

Web会議システムのデメリットも導入前に確認しておきましょう。対応策もあわせて紹介します。

  1. 通信状況に左右される▶︎Web会議システムの接続にはインターネット回線が必須であるため、事前にカメラやマイク、通信環境が整っているか確認しましょう。
  2. 大人数の会議には不向き▶︎最大30名程度なら多くの製品で同時接続可能ですが、それ以上になると対応できない場合があります。ただし、なかには数百名から最大1,000名まで対応した製品もあるので、さまざまなシステムを比較してみましょう。
  3. 表情や雰囲気を読み取りにくい▶︎直接会って話すよりも、相手の表情や雰囲気を読み取りにくい面があります。高画質のシステムを選び、カメラを置く位置や背景に工夫を凝らすとよいでしょう。対面時よりも大きめにリアクションを取るのも効果的です。

会議室(ミーティングルーム)内装デザイン施工例5選!

【シーン別会議室の種類】

  1. )社内用会議室▶︎打合せのハードルを下げるためにも予約の取りやすい社内用会議室はマスト。
  2. )来客用専用会議室▶︎社内会議室で来客との会議室予約が取れない機会損失を防止。
  3. )大会議室▶︎BCP対策・セミナーなどあらゆることを想定しておく。
  4. )小会議室(収容人数6名〜12名程度)▶︎1on1面談・面接・来客打ち合わせなど用途多数。
  5. )生産性を高める会議室▶︎オフィスグリーンなど内装インテリアの工夫で会議の質を向上させる。

1)社内用会議室

オフィスの中央にレイアウトされた社内用会議室。ガラス壁で執務室との境を無くすことで、ワーカーが気軽に集まりやすくなる狙いがあります。来客用会議室と別に社内用会議室を設けることは、予約のバッテイングでおこる機会損失を防げられることが最大のメリットです。この他、予約のいらないファミレスブースも会議自体のハードルが下がるため仕事質・生産性が向上します。この際、会議室のサイズもポイントになります。

2)来客専用会議室(旭化成ワッカーシリコーン株式会社 様)

落ち着きのある高級感を演出した会議室。

Microsoft社はワーカーのアイデアを逃さないため、全壁面に書き込みが出来るといいます。会議室壁面のホワイトボードは出てきた意見を気軽に書き込める便利なツールです。そして、大きな液晶画面はWeb会議やプレゼンを、スムーズに運び、オンラインでのコミュニケーションを円滑にします。また、顔の高さにすりガラス調のシートを貼りプライバシーへの配慮もしっかりしています。このような機能的かつ高級感を上手く演出している会議室は大切な商談に企業価値を上げる一例です。

3)大会議室(東武トップツアーズ株式会社 様)

BCP(Business Continuity  Plan)対策を踏まえた機能的な大会議室。

有事の際に対策本部として設置することを想定しており、並ベてレイアウトした2つの大会議室は可動式の壁を移動すれば、更に、大人数を収めるスペックを持つ機能的なレイアウト。椅子の座面・背面のファブリックは企業ロゴの配色を使用。来客へのアピールと従業員の帰属意識の醸成を高める狙いもある。大会議室はBCP対策だけでなく、セミナーなどあらゆることを想定し自由度の高い内装デザインをすると良いでしょう。

4)小会議室(株式会社フクヤ 様)

⚫︎最大利用人数:6 名 / コンセプトカラー:Beige × Wood

コンセプトカラーを決めた会議室 内装の写真

⚫︎最大利用人数:16 名 / コンセプトカラー:Brown

可動式デスクのある会議室 内装の写真

⚫︎最大利用人数:8 名 / コンセプトカラー:Green × Beige × Wood

ナチュラルな会議室の内装

5)オフィスグリーンのある会議室

内装デザインや照明が人の心理に与える影響は大きく、ストレスが高すぎると生産性は下がり、程よいリラックスとストレスがかかった状態が最も生産性が高いといわれます。こちらの例はリラックス効果の高いオフィスグリーンを取り入れつつ、調光機能の付いた照明器具と対面式のレイアウト・集中力を高める青色の椅子という理想的な内装デザインの一例です。

オフィスグリーンのある会議室 内装の写真

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