働くスタッフが自慢したくなるイメージ通りのオフィスデザイン

旭化成ワッカーシリコーン株式会社 様

〝自然光そそぐ快適空間で心地良さを表現〟もうひとつの家のようなオフィス環境を演出。

 

  2020 年11 月に東京・神田の新築ビルに移転した旭化成ワッカーシリコーン株式会社を訪問しました。オフィスは明るく開放感がありつつ落ち着いた雰囲気を漂わせており、多 様なスタッフが縦横無尽に社内を移動しながら働いていた。今回、新しいオフィスづくりに取り組んだ同社の担当者・小林緑さんにお話を伺いました。

 ―オフィス移転に至ったきっかけは なんですか?

移転前の入居ビルの老朽化が進んでいたことや、セキュリティー機能も不足していたことがオフィス移転を考える起点になりました。この時期は新型コロナウイルス拡大前で、人員増員も考え、より広いスペースへの移転を検討し、人材確保のためにも、オフィスのイメージを大きく刷新したいと思っていました。

 

 

―どのような優先順位で場所選びを されましたか。

第一に社員の通勤利便性を優先して、神田や大手町辺りを探していましたが、コスト面での制約があり、 現在の場所に落ち着きました。新しいオフィスは前のオフィスと5 分ほどしか離れていない場所で、自分たちがイメージしたオフィスづくりができました。

 

 

―レイアウトや内装、OA機器などをそれぞれ決める際、どのようなことにポイントを置かれましたか。

オフィスにはガラスを多用し、オフィス空間を広々と見えるようにしました。透明性を重視する(スタッフ間のコミュニケーションを深める)会社方針と、よりオープンな組織にするために、部署間の壁を取り除きました。以前はバックオフィスと営業スタッフの交流が不足していたこともあり、新しいオフィスではグループアドレス フリーアドレス、ハイテーブルなどを導入して、動きのあるオフィスに変えています。

 

 

―実際にオフィスを移転されて、社員の満足度はいかがでしたか。

スペースが広くなって快適に働きやすく、カフェでスタッフ同士のコミュニケーションも取りやすくなったというポジティブな意見を多くいただいています。それでも改善すべき点が出てくる際には、常にスタッ フからアイデアを広く募って、社内で検討して改善に努めています。

 

 

―今後の御社の展望や抱負をお聞かせください。

 コロナ後、人の動きに制限がなくなり、出社率が上がってくるとオフィスの席や会議室が足りなくなる。こうした問題をどのように解決していくのかという課題が挙げられます。今後、優秀な人材を確保するためにも、やりがいや定着性を考えることも必要ですが、どこの場所で働くかということも重要であると考えており、スタッフが誇れるようなオフィスでありたいと思います。